アクアの森づくり計画
~大島の海から~
私達「未来フォーラム」は、宮城県気仙沼市大島を拠点として、気仙沼海域を本来の姿のまま未来後世に残すための「気仙沼海域アクアの森づくり計画」を推進しています。
気仙沼市大島は、宮城県北部の気仙沼湾内に位置する、東北地方で最大の有人離島です。しかし、2011年の東日本大震災によって甚大な被害を受け、また昨今のマイクロプラスチック問題などにより海域が大きな影響を受けています。
本来日本有数の海の資源があるこの海域を本来の姿のまま後世に残していくために、「大島アクアの森づくりアクションプラン」を策定し、アクションプランを軸とした「気仙沼海域アクアの森づくり計画」をたくさんの方々のご協力のもと、推進しています。
大島アクアの森計画アクションプラン
大島アクアの森づくり
アクションプラン
気仙沼海域アクアの森づくり計画では、アクションプランを作成し、計画を確実に実行するための3つのプランを策定しました。
炭素繊維に含有する炭素が微生物を集めるメカニズムを解明!
日本各地の湖沼や池、沿岸域などで炭素が微生物を集めるメカニズムが実証されてきました。
また、炭素繊維に付着した微生物などが水中生物の餌となるため、人工藻場としても機能することが示されてきています。
しかし、炭素繊維に微生物が付着するメカニズムはずっと不明であり、炭素繊維の水浄化能力は科学的に立証されたものではなかったのですが、昨今、炭素繊維の表面電位と水中において炭素と微生物細胞の間に働く分子間力に由来する引力との二つで、炭素繊維のこの特性を説明できることを示されたのです。
そこで、この「大島アクアの森づくりアクションプラン」の各プランでもこの炭素のメカニズム・機能を活用した取り組みも行います。
全国的に漁場では,海藻群落の衰退(磯焼け)が生じていて,気仙沼海域では、海藻を餌料とする牡蠣・アワビ・ウニの身入りに深刻な影響を与えていて,早急かつ継続的な藻場の繁茂が求められています。
藻場には、元気で豊富な藻体が必要です。
海藻の種である藻体は、遊走子が何かしらに着床して発芽し配偶体に成長します。
そこで雄・雌の配偶体が受精し受精卵が再び着床して胞子となり、その胞子が発芽し栄養を吸収して海藻に成長していくという過程を踏みます。
つまり海藻繁茂には、胞子体と着床するための基盤種苗が必要となるのです。
プラン1では、この配偶体が着床するための基盤種苗を設置し、胞子体を増やすことにより、海中に海藻が繁茂し、やがてアクアの森が広がっていくという取り組みを行います。
カジメの成長過程
炭素繊維ベルト海中採苗方法の概略図
炭素繊維に着床した胞子を砂漠化の進んだ海域に移植する
試験区域
炭素繊維の働きと海洋環境における効果
炭素分子+鉄イオンがキレート化することにより、海藻類に吸収されやすい形状に代わります。
鉱物ミネラルでは、植物体への吸収はありません。しかし炭素が電気的陰性の高い炭素の性質が海洋に存在する鉄から電子を誘導し、鉄イオンと腐植酸の結合により錯体化された鉄イオンが栄養塩となり、植物体への吸収を容易にするのです。
炭素繊維に着床した海藻によるアワビ・ウニの畜養計画
鉄イオンは動物性プランクトへも好影響を与え、アワビや牡蠣などの必須ミネラルとして機能します。
そこで、海藻繁茂によって今まで、餌の枯渇した海洋では十分な成長ができなかったアワビ・ウニ・牡蠣が成育旺盛になることを活かして、畜養を行っていきます。
世界中の珊瑚礁が今、地球規模で減少しています。
珊瑚礁には多種多様な生物が生息していて、生物の住処として、またその生物を捕食する生物にとっても重要な存在です。珊瑚礁が死滅することは、海の生態系にも大きなダメージを与えてしまいます。
珊瑚礁が減少する原因は色々とありますが、問題となっている一つに「珊瑚の白化現象」があります。
珊瑚の白化現象とは?
なぜ白化が起こるのか?
白化現象を防ぐためには何が必要なのか?
これらは、いまだ明確な答えはありません。
珊瑚は、体内に褐虫藻という植物プランクトンを共生させていて、この褐虫藻が光合成によって生み出すエネルギーを得て成長します。そのため、光が届く浅い海に生息し、珊瑚礁を形成しています。
こうした特徴もあって、珊瑚礁の面積は地球表面の約0.1%しかありません。しかし、そこに住む生物は9万種以上、海に生きる生物のおよそ1/4もが生息しているとも言われ、多種多様な生物を育むことから「海の熱帯林」とも呼ばれています。
そんな珊瑚が減ってしまえば…自然環境に与える影響は甚大です。
2011年に発表された「Reefs at Risk」という調査報告によると、世界の珊瑚礁の75%が危機的な状況にあるとのこと。沿岸開発や海洋汚染、生物乱獲、ハリケーンによる破壊やオニヒトデの大量発生など、珊瑚礁を脅かす要因は増加の一途を辿っています。そして、珊瑚の白化現象も深刻な衰退・死滅原因の一つとされています。
珊瑚の白化とは、海水温の上昇(あるいは急激な低温、紫外線、低塩分)などの環境ストレスにより、珊瑚の中にいる褐虫藻が逃げてしまい、珊瑚自体の白い骨格が透けて見え、白くなる現象のこと。
褐虫藻がいなくなっても珊瑚はしばらく生きていて、環境変化が一時的であれば珊瑚に褐虫藻が戻り回復することもあります。しかし褐虫藻がいない状態が続けば、褐虫藻による光合成エネルギーが得られないため死滅してしまいます。
世界中の珊瑚礁が今、地球規模で減少している。
珊瑚礁には多種多様な生物が生息しており、生物の住処として、またその生物を捕食する生物にとっても重要な存在。珊瑚礁が死滅することは、海の生態系にも大きなダメージを与えてしまいます。
珊瑚礁が減少する原因は色々とありますが、問題となっている一つに「珊瑚の白化現象」があります。
珊瑚の白化現象とは?なぜ白化が起こるのか?白化現象を防ぐためには何が必要なのがは、いまだ明確な答えはありません。
珊瑚は、体内に褐虫藻という植物プランクトンを共生させていて、この褐虫藻が光合成によって生み出すエネルギーを得て成長します。そのため、光が届く浅い海に生息し、珊瑚礁を形成しています。
こうした特徴もあって、珊瑚礁の面積は地球表面の約0.1%しかありません。しかし、そこに住む生物は9万種以上、海に生きる生物のおよそ1/4もが生息しているとも言われ、多種多様な生物を育むことから「海の熱帯林」とも呼ばれています。そんな珊瑚が減ってしまえば…自然環境に与える影響は甚大です。
2011年に発表された「Reefs at Risk」という調査報告によると、世界の珊瑚礁の75%が危機的な状況にあるとのこと。沿岸開発や海洋汚染、生物乱獲、ハリケーンによる破壊やオニヒトデの大量発生など、珊瑚礁を脅かす要因は増加の一途を辿っています。そして、珊瑚の白化現象も深刻な衰退・死滅原因の一つとされています。
珊瑚の白化とは、海水温の上昇(あるいは急激な低温、紫外線、低塩分)などの環境ストレスにより、珊瑚の中にいる褐虫藻が逃げてしまい、珊瑚自体の白い骨格が透けて見え、白くなる現象のこと。
褐虫藻がいなくなっても珊瑚はしばらく生きていて、環境変化が一時的であれば珊瑚に褐虫藻が戻り回復することもあります。しかし褐虫藻がいない状態が続けば、褐虫藻による光合成エネルギーが得られないため死滅してしまいます。
海洋における酸性化と活性酸素の増加
褐虫藻はサンゴが健全に生きていく上で必須な藻類だといえます。
褐虫藻はそこで光合成で生きていくことができます。その見返りに、褐虫藻は自分で作った栄養をサンゴに提供します。
しかし、この20年ほど、サンゴと褐虫藻の共生関係が危機的状況に陥っています。海水の汚染、酸性化、海洋温度の上昇などの環境ストレスによって、褐虫藻がサンゴから抜け出してサンゴが白化し、美しいサンゴ礁が白一色のサンゴの墓場と化しているのです。
パラオの海で起こったサンゴ礁の白化の後、大量にサンゴの死骸の堆積物の中からソマチッドが発見されました。
今回、複合的に生命の起源に立ち戻り、海洋生物の整理的活性を促す取り組みを行います。
サンゴ礁の白化は褐虫藻がサンゴ礁との共生関係を喪失した結果であるといえます。まずそれを食い止めるためには褐虫藻の活性化が重要だと考え、プラン2では、それを解消する取り組みを行います。
炭素の持つマイナスの電位が海を豊かにする
サンゴ礁の白化の大きな要因としてあげらあれるのは、栄養塩の不足だと考えます。十分な栄養塩が褐虫藻の成長を促進させます。
鉱物ミネラルはそのままでは植物にとっては可給態ではありません。つまり、褐虫藻にとっては利用不可形態なのです。
それを可給態にするには賦活化(錯体化)に必要なのが、それが炭素の存在です。
そこで、炭素繊維に着床した胞子を砂漠化の進んだ海域に移植する取り組みを行います。
植物育成光線(テラヘルツ)を発する鉱物とソマチッドの相乗効果
テラヘルツ波も「遠赤外線」と同じ領域に位置しているので同様に「育成光線」と呼ばれているのです。
NASAの研究では遠赤外線領域の8~15μmの波長は細胞の代謝促進の効果があると報告され「育成光線」呼ばれるようになりました。遠赤外線と同じ領域のテラヘルツ波も同様に、生命に不可欠な波長として「育成光線」と呼ばれているのです。
この赤外線は近赤外線と遠赤外線に分けられ、人体に有効な遠赤外線は別名「育成光線」とか「生命光線」とも呼ばれるようになり、陸上における栽培試験では、驚異の成長効果が確認できています。
南太平洋パラオで珊瑚礁の死骸の堆積物から大量に発見された謎の生命体「ソマチッド」
それは褐虫藻にとって多大なる存在だと考えます。
今回、その謎の生命体である存在がカギとなって褐虫藻の生命活動の源泉としてソマチッドが働くと仮設し、それを海洋に供給するという取り組みになります。
育成光線と陰性電位、それに生命の起源と言われるソマチッドの総合的効果が、海洋の生物に成長に十分な栄養塩、生物の活性化を促すことが期待されるのです。
海洋環境の原点回帰
Great Reset
「近年に起こる珊瑚礁の白化」
それは、人類にとっては今までの営みが引き起こした行いへの大いなる警鐘と受け止めるべきではないでしょうか。
今、その原因を明確に解き明かす労力を費やす暇があるならば、それよりも寧ろその原因よりもあらゆる可能性を試し、迅速にその解消に労力を費やすべきではないでしょうか。
科学的学術的根拠が乏しいとして、指を咥えて何もしないよりも、積極果敢にありとあらゆる可能性を追求すべきだと考えます。
今回提唱する珊瑚礁白化現象の解消策として掲げる、炭素の持つ陰性電位、テラヘルツの成長促進効果、未だその存在すら学術的に明確化されないソマチッド。その一つ一つは、しかし太古の原始地球にはふんだんに存在していいたと考えると、その小さな挑戦も挑むべき価値があると思っています。
今こそ、人類が総力戦でサンゴの再生に挑むべき時ではないでしょうか?
前述の地球上に生息する魚類の1/4が棲みかとするならば、まず珊瑚礁白化現象の解消に向けた取り組みを稼働したいと考えています。
全国的に漁場では,海藻群落の衰退(磯焼け)が生じていて,気仙沼海域では、海藻を餌料とする牡蠣・アワビ・ウニの身入りに深刻な影響を与えていて,早急かつ継続的な藻場の繁茂が求められています。
プラン3の取組は、その藻場の繁茂を妨げている原因の一つであるプラスチックを解消する取り組みです。
大島アクアの森づくりアクションプランの3つの取り組みを中心に、気仙沼海域の海洋生態系の原点回帰に向けてさまざまな企業様、団体様のご協力の元、進めてまいります。
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